兵庫県立御影高等学校・同窓会「清明会」会報
2022年5月吉日発行
2022年「清明会」総会
- 日 時:
- 2022年6月4日(土)13時~15時30分(受付12時30分~)
- 場 所:
- 御影公会堂
新型コロナウイルス感染の現況に鑑みまして、今年もホームカミングデイの開催は見送り、小規模な形式で総会と茶話会(会費 500 円)を開催します。
県三 1 ~高校 4 回生を招待し、高校 17・18 回生、定時制 10・11 回生、高校 44・45 回生は次年度以降のホームカミングデイへの招待の準備として代表者のみに参加いただきます。出欠ハガキが封入されていない方で、茶話会に参加ご希望の卒業生は、5/23(月)までに清明会事務局へ連絡をお願いいたします。
なお新型コロナウイルスの感染再拡大により開催を中止せざるを得ない場合はホームページで告知いたします。
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ごあいさつ
清明会会長
道谷 卓
(35回生)
清明会会長、35回生の道谷です。平素は、清明会の活動と母校への支援にご協力をいただき、誠にありがとうございます。昨年、母校は創立80周年という記念すべき年を迎え、コロナ禍の中でしたが、10月29日に無事、創立80周年記念式典を壮大かつ厳粛に挙行することができました。これも会員の皆様のご支援の賜物と感謝いたします。
さて、私の会長任期につきましては、この80周年記念事業の実施に伴い2期目を1年延長し、この6月の総会で任期満了となる予定でした。しかし、母校の定員が1クラス減となり、全盛期には1学年11学級体制であった学年編成も、少子化の影響からその後は漸次学級数も減少していき、1昨年から1学年8学級体制となっています。このことは、わが清明会の入会者数が減少し、恒常的に会員数が少なくなり、会費収入を大きな財源としています本会の予算にも大きな影響を与え、これまでと同様の運営が厳しい状態になることが予想されます。そこで、昨年11月の幹事会でこうした緊急事態時に対応できるよう、会長および副会長の任期の上限を2期から特段の事情があれば3期まで延長する改正を行い、このような当面の難局を乗り切るため、引き続き私が会長職にとどまることを、本年1月の常任幹事会で内諾を得た次第であります。正式には本年5月の幹事会で、私の3期目の会長任期をご承認いただく予定ですが、最終任期となる3期目の3年間で、持続可能な会の運営がかなうよう積極的な改革に取り組んでいきたいと思います。
3年目に突入した新型コロナウイルスとの格闘ですが、なかなか終息の見通しもつかず、これまでの会の運営も大幅に変更せざるを得ませんでした。その中で、わが清明会の恒例かつ最大の行事「総会・ホームカミングデイ」を2年連続中止しましたが、今年は、「総会・茶話会」というあらたな形式で、アフターコロナを見据えた行事を予定しております。これまでのような飲食を伴う大規模な開催は困難ですが、今行える最大限の範囲で総会を開催できるよう準備を進めております。今年もコロナ禍の中で、感染拡大の防止につとめつつ、その時々の状況に応じて、臨機応変に会の活動を行っていかなければならないことをご容赦ください。
ところで、清明会の活動は、母校創立後4年が経過した太平洋戦争下の昭和20年(1945)5月27日に、勤労動員中の宝塚国民学校で結成式が行われ、同じ年の8月19日に宝塚の川面神社境内において第1回総会が開催されたことに端を発しています。会の発足当初、初代から4代目までは校長先生が会長を兼務されるという体制が続き、同窓生が会長に就任したのは、発足後8年が経過した昭和28年(1953)8月のことでした。県三1回生の高島(旧姓・横田)典子さんが、同窓生としてはじめて第5代会長に就任されたのが卒業生会長としてのはじまりで、現在の私で14代目の会長となります。また、清明会は、この3月に卒業した74回生を加え、約32,000人の大きな組織として発展しており、会員の方々も様々な分野で活躍しています。
会長任期の3期目をむかえるに当たり、「持続可能な清明会の活動と運営方針の構築」をスローガンとして、清明会の迅速な改革に取り組むとともに、「文教の地・御影」の中心的存在として発展してきた母校が学区のすべての地域から受験生に選んでもらえる高校で有り続けるよう、最大限の支援をしていきたいと思います。清明会は、会員の皆様方の絆を深めていくことを第一義にとらえ、そのことを通して母校を支援していく存在でありたいと考えております。最後になりましたが、会員の皆様におかれましては、同窓会活動に対して一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
お礼のご挨拶
第29代校長
中谷 安宏
令和3年度末の人事異動により、私は定年退職となりました。2年間という短い間でしたが、清明会の皆様には、本校の教育活動に格別のご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
私にとって最も光栄であったことは、令和3年度は、伝統ある本校の80周年という節目の年であったことです。
令和3年10月29日の創立80周年記念式典は、幸いなことに、新型コロナの感染状況が落ち着いた最もいい時期に開催することができました。神戸文化ホールの大ホールを会場に、歴代校長や清明会の役員の皆様など、多くの来賓の方の参加のもと、御影高校らしい厳粛な雰囲気での式典になりました。特に、80周年記念事業の実行委員長である道谷同窓会長がご挨拶の中で触れられたように、1回生の新垣様が舞台に上がって下さり、75回生で生徒会長の三好さんと並んで座られた姿は、80年の伝統を感じる象徴的な素晴らしい光景となりました。
4月から、私は再任用で県立尼崎北高校の校長として勤務することになりましたが、これからも、御影高校が創立90年・100年を目指してさらに発展することを願っております。
最後に、清明会の益々のご発展と会員の皆様のご健勝でのご活躍を祈念致しまして、お礼のご挨拶とさせていただきます。
着任のご挨拶
第30代校長
森本 成己
このたび、県立川西北陵高等学校から異動し、本校の第30代校長に着任しました森本成己(もりもと しげみ)でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年度、創立80周年を迎えた伝統ある御影高校の校長を拝命し、大変光栄に思うと同時にその重責に身の引き締まる思いです。
3月下旬に中谷前校長先生にお会いした際に、阪神電車の御影駅、石屋川駅に4月8日に掲示予定の本校生への応援メッセージのポスターを見せていただきました。新入生と在校生に向けた2種類の心温まる素敵なポスターに感動し、御影生を応援していただいていることを心から嬉しく思いました。そこには、これまでの清明会の先輩方が地域から愛される学校として築き上げてきたものがあるからに違いありません。
現在の本校は多くの生徒が文武両道を貫きながら進路実現を目指し、東灘区役所との連携をはじめ、神戸大学との連携、海外研修旅行に代わる国内での留学生とのエンパワーメント研修、東北ボランティアなど様々な場面で生徒が活躍しています。これからも、地域・保護者の皆様から信頼され、応援される学校、生徒の可能性をしっかりと伸ばす学校として御影高校の魅力をさらに高めることができるよう精一杯頑張ってまいります。
清明会の益々のご発展と会員の皆様のご健勝でのご活躍をお祈り申し上げるとともに、引き続き本校教育へのご理解とご協力をお願い申し上げます。
学校
代表学年幹事
吉岡 陽菜
(74回生)
私たち74回生は3月1日をもって御影高校を卒業し、新たに清明会に入会することになりました。よろしくお願いします。
私はこの3年間で“学校”の大切さを身に染みて感じることができました。学校に通い仲間と共に学べる楽しさ、協力して物事や行事に取り組んでいくことなど、これらは全て“学校”という場がなければできないことです。新型コロナウイルスの影響で多くの制約がありましたが、それらがあったからこそ学校の大切さをより実感することができたと思います。また、楽しいことがある反面、辛いこともある日々でした。しかし、74回生の仲間や先輩・後輩、そして先生方が様々な面で支えてくださったおかげで、どんなことでも乗り越えてくることができました。本当にありがとうございました。
これからは御影高校を卒業し、それぞれの道へと進んでいくことになりますが、御影高校で過ごした日々や学びを忘れず、清明会の一員であるという自覚を持ち、これから先も進んでいきたいと思います。
ホームページリニューアル
▲スマートフォン用画面
▲パソコン用画面
清明会のホームページをリニューアルしました。スタイルを一新してお知らせやメニューが見やすくなり、スマートフォンでも対応画面で閲覧できるようになりました。
引き続き会員の皆様へ有用な情報提供ができるよう努めてまいります。
『総合的な探究の時間』
~地元は地元で守る~
尾花 弘教(44回生)
株式会社ウエルアップ 代表取締役、
有限会社神輝興産 地域ギブ&ギ部長
令和3年9月13日、新型コロナウイルスの影響により対面ではなくオンラインで1年生311名に「地元のインフラは地元で守る」をお話させていただきました。
私は29歳で起業してから複数の会社経営と地域事業に関わらせていただき、人生100年時代にはアプリ(技術)とOS(人間力)両方のアップデートが必要と考えています。
授業の前半はアプリ(技術)として老朽化するインフラ(社会資本)の維持管理は国家的急務であり、一人一人が自分の“まち”は自分で守る。意識が必要になってくる事を伝えました。
授業の後半はOS(人間力)について話しました。必要とされるアプリがめまぐるしく変わる時代だからこそ「人」が大切です。地域の方々と顔の見える関係を築き、弱みではなくそれぞれの強みを生かして共に育つ(共育)ことが大事です。
77年前の1945年終戦・さらに77年前は明治元年。激動の時代ですが、80周年を迎えた「みかげ力」をさらに磨き進んでください。応援し続けます。
オンラインで話を聴く1年生の生徒
地域の皆さんと橋づくり(後方顔が見えている左から2人目が筆者)
御影高校 創立80周年
記念式典・記念公演
令和3年10月29日(金)
神戸文化ホール・大ホール
80周年記念誌「御影八十年史」
中谷校長
道谷会長
三好生徒会長
新垣常任幹事(1回生)と三好生徒会長(75回生)
応援特別委員会による演技
創立80周年記念事業および記念式典・記念公演の報告
御影高校教諭 星野 秀登(32回生)
令和3年の創立80周年に向けて、令和2年度には「創立80周年記念事業準備委員会」が組織され、準備が始まりました。令和3年度に入って組織は「創立80周年記念事業実行委員会」と改められ、道谷卓清明会会長が実行委員長となり、令和3年4月9日に第1回の実行委員会をもちました。ここから正式に、清明会・学校・PTAの三者が協力して80周年記念事業を計画・実行していくこととなりました。
記念事業の柱の1つである記念誌「御影八十年史」の作成については、別途編集委員会を組織し、平成23年度から令和3年度までの10年間の記録をまとめるだけでなく、道谷会長に御影高校の黎明期の沿革史の執筆をお願いし、県三から御影高校の昭和30年代までを振り返っていただきました。それに合わせて県三の方々に黎明期の思い出を寄稿していただきました。新型コロナウイルスの流行がなければ、座談会形式で直接お話を伺いたかったのですが、それが叶わず残念です。内容的には、80年の歩みに加えて、この10年における特色ある教育活動、学区改変、そして、現在も続くコロナ禍の学校生活の様子を掲載し、清明会においても過去「清明」で紹介した各界の著名人である「達人」の総集編を17ページにわたり掲載するなど、幅広い形での編集となっています。
もう1つの柱である記念式典については、10月29日(金)に神戸文化ホール大ホールで行うことになりましたが、新型コロナウイルスの流行によって、ぎりぎりまで開催が危ぶまれていました。結果として新型コロナウイルス蔓延防止の入場人数制限により、清明会や保護者の方々に自由に来場していただくことはできませんでしたが、無事開催することができました。
式典当日は好天に恵まれ、在校生、教育委員会、神戸市内の高校の学校長、清明会代表、PTA代表が出席し、厳粛な雰囲気の中で盛大に記念式典が行われました。学校長式辞、教育次長挨拶の後、道谷会長・PTA会長・生徒会長の喜びの言葉が続きました。その中でも、高校1回生の新垣サチ様と現生徒会長で高校75回生の三好芳佳さんが壇上で並んでいる姿が、御影高校80年の歴史を感じることができる印象的な光景でした。式典の後は、40回生でラジオパーソナリティーのmemeさんの司会で記念公演が行われました。応援特別委員会のオープニング演技に続いて、弦楽部・吹奏楽部の演奏、33回生の河口結子さん主催の「ザ・ピアンカ」による鍵盤ハーモニカの演奏と「神戸ロマーシカ」の電子楽器マトリョーミンとのコラボ演奏がありました。いろいろな制約がある中、無事に80周年記念式典・記念公演を終えることができました。後日、来場された方からは、御影高校生の態度・振舞の良さにお褒めの言葉をいただきました。
記念品は、来賓用として「御影の松」をデザインした扇子を、在校生・来場者全員に折り畳み式エコバッグと、デザイナーのこもりあやみさんによる御影高校の制服のイラストが描かれたクリアファイルを用意しました。
吹奏楽部による演奏
弦楽部による演奏
memeさんと吹奏楽部員
河口結子さんによる演奏
神戸ロマーシカによる
マトリョーミンの演奏
達人
挑戦を続けていきます!
石田希世士(35回生)
エム・ヴイ・エム商事株式会社代表取締役社長
プロフィール
- 1987年 同志社大学文学部心理学科卒
- 1994年 サンダーバード国際経営大学院卒(ロータリー財団国際親善奨学生)
- 2001年 エム・ヴイ・エム商事株式会社 代表取締役社長就任 現職
- 2007年 ループ企業 アップルファクトリージャパン(株)設立 代表取締役会長就任 現職
- 神戸東灘ロータリークラブ 会員
チェリー生産者と
アップルシ-ド工場(千葉)
アメリカンチェリ-
ベビーリーフ
東京メトロ霞ヶ関駅
御影高校在学中は水泳部に入っていました。今でも思い出すのが寒さの残る4月に練習を始めた頃のこと。当時は痩身で脂肪がなく寒さに震えが止まりません。ですので、早く体を温めようと入水した直後にいつもダッシュのごとく全速力で泳いでいました。不思議と体が水に慣れると水中の方が居心地はよかった。そんな記憶があります。
水泳は30年前ぐらいから再開し今や自身の健康維持と心をリフレッシュするための習慣となっています。部活は決して楽しい時ばかりではなかったですが水泳をやっていて本当に良かったと思います。
大学3回生の時に父が重い心臓病となり卒業後すぐに父の経営する青果物の専門商社エム・ヴィ・エム商事(株)に入社しました。しかし、父はその後奇跡的な回復を遂げ最前線で頑張るとの事。このままでは視野が狭くなってしまうと考え、 1992年にロータリ財団の奨学生として米国のビジネススクールに留学しMBAを取得しました。ここで得た財務などの経営の知識、語学力そして人脈は貴重な人生の財産です。
1994年に家業へ戻りましたが、会社は多角化が裏目に出て倒産の危機にありました。何とか親族を含め周囲の支援を受け事業は継続出来ましたが大きな借金を抱えての再出発は私にとって試練の時でした。しかし、この“負の経験”というものも私にとり大きな人生の糧となりました。何より“会社を潰さない経営”が如何に大切な事か身をもって知る事が出来ました。また、他人の気持ちも少しはわかるようになった気もします。
2001年春に36歳で代表取締役社長となり借金完済後の2006年から社業を成長軌道にのせる事が出来ました。同年春に米国出張がありマクドナルドで“カットりんご”を販売しているのを見て衝撃を受けました。カットしたりんごでありながら変色せず2週間の賞味期限があることに驚いたのです。また、現地からカットりんごビジネスは一大産業になっているとの情報も得たので、『このビジネスを日本でやりたい!』と考え青森県に飛びパートナーとなる業者と合弁会社を作り2009年にはカットりんごの新工場を建設しました。
そして2011年1月に“りんごの自販機”を東京メトロ霞ヶ関駅で設置しメディア等から大きな反響を頂きました。カットりんごビジネスは今や事業の柱となっています。これは私にとっては“事業を生み出す喜び”を知る素晴らしい機会でありました。これからも社会に有用な事業を生み出事に挑戦していきたいと考えています。
最後に御影高校の同級生とは今でも会っていますが旧友との交流は気取らず馬鹿話も出来楽しいです。
サッカーと共に歩む人生
金 相煥(39回生)
芦屋大学 臨床教育学部 教育学科 准教授
地域スポーツ指導者コース 主任
芦屋学園フットボールクラブ 代表
三宮スポーツクラブ アドバイザー
プロフィール
- 御影高校2年時に全国高校サッカー選手権大会 兵庫県代表として出場。
- 東海大学4年時に全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)で優勝、優秀FW賞を受賞。
- 選手としてガンバ大阪などに所属。
- 引退後、神戸フットボールクラブ、神戸朝鮮高級学校、姫路獨協大学で指導。
- 現在、芦屋大学 臨床教育学部 教育学科 准教授。
- 地域スポーツ指導者コース主任。サッカー部 監督。
- 2007年~ 47FAインストラクター。
- 2010年 日本サッカー協会公認S級ライセンス取得。
~サッカー指導者としての原点~
御影高校を卒業して、東海大学に進学。指導者を志すきっかけとなったのは母校での教育実習だった。実習生として母校 御影高校で兵庫県総合体育大会を経験し、その大会での後輩の活躍に胸を打たれた。その時、「指導者」という職業に魅力を感じた。
大学卒業後、プロサッカー選手として4年間活動し、現役を引退。指導者として神戸フットボールクラブに入社するため地元に帰ってきた。しかし、その年の1995年、阪神淡路大震災が起きる。地元で最初の仕事が『被災者確認』であった。グランドもなく、駐車場の白線をサッカーテニスのコートに見立てて、プレーしていたのを思い出す。
その後、神戸朝鮮高級学校に着任し、サッカー指導をおこなうことで、自身のサッカー指導のルーツを再確認することができた。コーチ経験を積むため、先輩を慕って姫路獨協大学へ、更に高校時代の恩師に紹介された芦屋大学附属高校(現芦屋学園高校)での経験を経て、2010年、現在の芦屋大学の教員及びサッカー部監督として着任した。
~指導者としての実績~
芦屋学園は、中・高・大と一貫教育できる環境が備わっており、サッカー部門において一貫指導体制を構築できると考え就職を決めた。その後、組織編成も含め12年間サッカー指導・クラブ運営に尽力してきた。その成果として、高校サッカー部は2015年度選手権大会兵庫県予選準優勝。それ以降は県ベスト8に入る常連校となり、部員数も100名以上の大所帯チームとなっている。大学サッカー部においても、部員数80名、関西2部リーグ昇格を果たした。さらに、大学機関においては指導者養成にも尽力しており、この12年間で、ヴィッセル神戸やVファーレン長崎、セレッソ大阪などに優秀な人材を輩出している。
クラブ運営に関しては、2018年度に、学校法人芦屋学園が運営するジュニアユースを対象としたクラブチーム『芦屋学園サッカークラブ』を立ち上げ、創設から4年目にして関西大会に出場し、全国大会を目指せる力を付けたチームに成長している。このクラブチームの保護者の中には、御影高校の卒業生が多く、地域クラブでの関わりの中で、同窓生に会う機会も多くなった。今も御影高校とのつながりを実感しながら活動できていることは、私自身とても嬉しい。
加えて、大学では地域スポーツ指導者コースの主任として、地域のスポーツ指導者を養成するために日々教鞭をとっている。現在、地域密着型のクラブ運営と良きスポーツ指導者養成の双方を実現するために、グラウンド解放したサッカースクールの運営を行い、大学の授業の一環として、スポーツ指導の実体験やプレ指導を経験できる場を大学生に提供している。この根底には、三宮フットボールクラブ(2008年に地域の少年団の卒業生を主体として発足した中学生年代のチーム)を発足から手助けしてきたことも大きい。現在も顧問として、地域総合型スポーツクラブの運営にも携わっており、今の組織を構築する一助にもなっている。
~これからについて~
Jリーグ発足・発展に伴い、「スポーツ選手」が一職業として社会的地位を確立する一方、「スポーツ指導者」を目指す学生も増えている。今後は、中学・高校のクラブ活動が地域に移行されると言われており、「スポーツ指導者」は地域に必要不可欠な存在になると考える。また、「スポーツ選手」においても、「スポーツ指導者」としてのノウハウを備えることで、セカンドキャリアが確立され、安心して競技に取り組むことができると考える。私自身、スポーツを通して子供たちの育成と健全なる精神と社会で活躍できる人間力を備えた人材育成の双方の手助けができる仕事に就けていることを誇りに思っている。
今後も、長年自分が育ち活動してきた地域のつながりに感謝し、スポーツ界と地域の架け橋となるような活動を行っていきたい。
生徒活動後援会 ご協力のお願い
高校生活において学習は勿論のこと、課外活動も豊かな人間性を育てる意味で極めて重要です。
本校では、PTA、清明会、松影会(元PTA会員の会)が協力して、課外活動を経済的に支援し、生徒活動の発展に寄与しております。
令和3年度事業実績、
購入品他援助
近畿大会出場
水泳部(個人)、卓球部(男子団体・男子ダブルス・女子ダブルス)、男子ソフトテニス部
全国大会出場
放送委員会(NHK杯全国大会)、太極拳国体個人出場、環境科学部
購入品他援助
- 神戸文化ホール使用料(文化祭)
- 助走路 15m 4本(陸上部)
- 真砂土 3t車×3台 にがり25kgX30袋(学校グラウンド)
- パソコンー式(放送部)
- パソコンー式(生徒会)
- うすわ畳 京間1畳×12枚(茶道部)
- 規格フィルムミラー120cm×180cm 1枚(弦楽部)
- 抗菌防臭ウレタンマット2枚(応援特別委員会)
- 平行スタックテーブル10台、Mチェアー10脚
- 近畿大会出場看板一式、看板修理取付工事
- 皆勤賞功労賞賞牌刻印代
生徒活動後援会の趣旨をご理解頂き、
卒業生の皆様からの温かいご支援をお願いいたします。
募金(清明会活動基金)と
購読のお願い
平素より清明会にご支援、ご協力を頂きありがとうございます。日頃の活動や、コロナ収束後の学年会クラス会の開催に皆様方からの貴重な募金を大切に使用させて頂きます。募金は一口1,000円で口数はいくらでも結構ですので、ご協力くださいますようお願い申し上げます。
年1回、4月に発行しております会報「清明」の購読をご希望の方は、10年分の購読料2,000円をお振り込みください。(振り込み用紙に購読欄のない方は現在購読者です。)
事務局からのお願い
- ご住所やお電話番号などに変更がございましたら事務局へ連絡をお願い致します。
E-mail、Fax、電話、郵便いずれかの方法でお届けください。
事務局は、毎週火曜日(祝日を除く)10:00~16:00事務をおこなっております。 - 学年同窓会、クラス同窓会開催の事務的な準備をサポートさせていただきます。
皆様からの連絡をお待ちしております。 - 事務局からのお知らせは、清明会ホームページにも掲載しておりますので、ご覧ください。
この2年間は総会・ホームカミングデイの開催を見送らざるを得ず、また学年会・クラス会等で同窓生が集うこともできない状況が続き、同窓会活動の意義を考えさせられる時間となりました。そのような中で御影高校は昨年80周年を迎え、学校、PTAと清明会が一体となり無事に記念式典が挙行できたことは幸いでした。今年は半歩ずつでも前進し、各所で旧交を温める機会が増やせる社会情勢になることを切に願います。
副会長 小林 進(39回生)