令和6年度 会長あいさつ

清明会会長
道谷 卓(35回生)

清明会会長、35回生の道谷です。平素は、清明会の活動と母校への支援にご協力をいただき、誠にありがとうございます。昨年、母校は制服をモデルチェンジして新しいスタイルのものに替えたため、我々卒業生にとって愛着のある制服を着用するのは3年生のみになってしまいました。伝統ある制服を母校の歴史に刻みつつ、新しい制服があらたな伝統を築いてもらえたら幸いです。また、母校は、今年度から、これまでの総合人文コースを「学際領域に関する普通科新学科」へと改編して「文理探究科」をスタートさせ、はじめての1年生を迎え入れています。大きな変革とともに母校がますます飛躍することを期待します。

こうした母校の大きな変化を感じつつ、昨年5月には新型コロナウイルスの規制が緩和され日常生活がコロナ前へと戻りつつあります。このような状況の中、清明会の活動も、以前の状態に戻す方向へとシフトし、わが清明会の最大の行事「総会・ホームカミングデイ」を、昨年は制限をかけずに実施することにしました。また、コロナで規制されてきた学年会やクラス会も徐々に復活し、その報告が次々と清明会に届いております。今年度は、これまで開催できなかったこれらの会合が、至る所で開かれることを期待しています。

また、今年は、清明会の生命線である5年一度の名簿改訂の年に当たります。今年の12月刊行をめざし、基礎調査から発行まで迅速かつ正確にその作業を進めていきますので、会員のみなさまには、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、清明会の活動は、母校創立後4年が経過した太平洋戦争下の昭和20年(1945)5月27日に、勤労動員中の宝塚国民学校で結成式が行われ、同じ年の8月19日に宝塚の川面神社境内において第1回総会が開催されたことに端を発しています。会の発足当初、初代から4代目までは校長先生が会長を兼務されるという体制が続き、同窓生が会長に就任したのは、発足後8年が経過した昭和28年(1953)8月のことでした。県三1回生の高島(旧姓・横田)典子さんが、同窓生としてはじめて第5代会長に就任されたのが卒業生会長としてのはじまりで、現在の私で15代目の会長となります。また、清明会は、この3月に卒業した76回生を加え、約32000人を超える大きな組織として発展しており、会員の方々も様々な分野で活躍しています。

会長任期3期目の3年目、すなわち今年度が私の会長としての最終年となるわけですが、「持続可能な清明会の活動と運営方針の構築」のスローガンをもとに、清明会のさらなる改革に取り組むとともに、「文教の地・御影」の中心的存在として発展してきた母校が学区のすべての地域から受験生に選んでもらえる高校で有り続けるよう、最大限の支援をしていきたいと思います。

清明会は、会員の皆様方の絆を深めていくことを第一義にとらえ、そのことを通して母校を支援していく存在でありたいと考えております。最後になりましたが、会員のみなさまにおかれましては、同窓会活動に対して一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

令和6年度