兵庫県立御影高等学校・同窓会「清明会」会報
2008年3月吉日発行


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目次

広げよう同窓生の輪を! (清明会会長) 新戸建男 14回生

同窓会員の皆さまへ 校長 野邊孝光

新入会員の言葉 中西 喜子 (60回生)

学年会、クラス会の報告

平成18年度済明会総会・懇親会・ホームカミングデイ

追  悼  牧野節子 先生

★第5回ホームカミングデイについて★

★ミニコンサートについて★

★ご協力のお願い★

清明会 平成18年度決算・予算報告

■ 達 人 ■ 達人未満 岩田達宗 (33回生)

編集後記

事務局からのお願い 「同窓会報「清明」郵送費納入のお願い」

さわやかインタビュー 高井美紀さん (38回生)

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バックナンバー


広げよう同窓生の輪を!




清明会会長
新戸建男
(14回生)


 


   阪神・淡路大震災から10年以上が経ち、神戸の町も元の明るさが戻ってきています。母校御影高等学校も新しい過程のクラスが増設され、生徒数も増加してきました。同窓生も着実に増加しています。清明会活動もここ数年活発に活動し、総会参加者も年々増加し、200名を超える活気ある総会になっています。

  昨年には、長年の懸案でありました「清明史一創刊号」を発刊することができました。これにより母校と清明会の歴史を改めて見直すことができたのではないでしょうか。

  他方では、生徒会活動も運動部を始めとして大きな大会に出場し、個人競技においても大いに活躍しています。 清明会も今年度から「清明史一第2号」の発刊に向けて、社会で功なし、名を上げておられる多くの卒業生の活躍を中心に資料を収集いたします。さらに、母校の教育活動への支援と協力をすることにより、明るき明日に向かって清明会活動を展開していくつもりです。同窓生のさらなる活躍と発展に期待し、後に続く後輩達のために、頑張っていきましょう。

  全ての同窓生の皆さんの御指導・御鞭燵をよろしくお願いもうしあげます。   

目次


同窓会員の皆さまへ




校 長 野邊孝光


 


  本年度の人事異動で校長として県立豊岡高等学校から赴任致しました。前任校も長い歴史と伝統のある学校でしたが、本校も立派な歴史と伝統を持った学校で、日本全国で活躍する有為な人材を多数輩出してきた学校です。

 また、教育活動では、文武の両面(学習活動及び部活動)において成果を上げ、地域社会や保護者の皆さまからも高い評価と信頼を得ているということですが、校訓で定められている「清く、明るく、正しく、強く」の精神がまさに全ての教育活動の中で実践されているからであろうと思います。そのような学校で再び勤務できることは大きな喜びです。

  保護者の皆様、地域の方々、特に同窓会の皆様が本校の指導のあり方や継続した発展について大きな期待と支援を寄せていただいていると聞いております。その期待に違うことなく、皆様の支援を力として、保護者、生徒の夢や希望を叶えられるよう、よりよい学校経営を目指すと共に、本校の歴史・伝統の継承と教育的発展・充実のために微力ながら貢献して行きたいと考えております。引き続きご支援とご協力をお願い致します。

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新入会員の言葉



中西喜子 (60回生)


  私達六十回生は御影高校を卒業し、清明会会員になりました。高校生活を振り返ってみると、六十回生として御影高校ですごした三年間はとても楽しく、あっという間に過ぎ去って行きました。私がこのように感じることができるのは、いろいろな事を教えてくれた先生方や、友達がいたからだと思います。みんなで盛り上がった行事だけでなく、友達と休み時間に笑い合ったりして過ごした毎日は、些細なことではあるけれども、私にとって、とても大切な思い出として残っています。また、部活動では、勉強との両立の大変さを感じたり、苦しい時期もありましたが、仲間の大切さを感じ、仲間と一つの目標に向かって取り組めた事は、私にとって大きな財産になったと思います。

これから、私達はそれぞれの道へ進んでいきます。私は御影高校で出会った友達との友情を大切にし、ずっと仲良くしていきたいと思います。そして、御影高校で学んだことを生かし、困難を乗り越え,自分の将来に向かってつき進みたいと思います。最後に、清明会会員として恥じない行動していきます。

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学年会、クラス会等の報告

47回生 学年会
日時 : 平成 19年3月25日 ( 日 )
場所 : 飯家おかん本店


  私たち47回生は、あの忘れもしない阪神淡路大震災の際、青空卒業式をしたメンバーです。07年3月で三十路を迎えるという節目の学年。今回は、MIXI というサイトを中心に呼びかけスタートしました。先生方にも一部ご連絡がつきましたが、予定が合わずにご欠席と残念でしたが、会は、当時の先生話や同窓メ ンバーについての話に花が咲きました。
 次回は、お盆あたりに本格的な【学年会】をしたいなということになり解散しました。

 会のメンバーの中に「今度の学年会では、寄せ書きをみんなに買いてほしいな。書いてもらったりする状況じゃなかったもんな・・・」とつぶやいていたU君。
 あの経験を通じて、得たものは大きいです。絆を忘れずに、今後もつながっていきたいと思います。

47 回生 報告  立谷 裕
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合唱部 OB・OG会
日時 : 平成 19年5月19日 ( 土 )
場所 : 兵庫県立御影高等学校同窓会 清明会館


 以前から、「OB会を開催してほしい」という要望があがっていましたが、このたび、ようやく 12 年ぶり(震災の年以来)のOB会を開催いたしました。
  47回生から37回生までの20名が集合し、母校に集うことができ、感激もひとしおでした。
  当時のコンクールで金賞を受賞したときビデオやアルバムを見ては、学生時代の話に花が咲き、久しぶりに当時の愛唱歌を歌うと、意外と覚えていて、多少不安を感じつつもハーモニーが奏でられ、楽しい時間を過ごしました。
  その後、懇親会、 2 次会、 3 次会…と再開の時を満喫した方たちも大勢いらっしゃいました。
  卒業後 10 年以上経ち、それぞれの生活を全国各地で送られているため、残念ながら欠席というお返事を頂いた方も大勢いらっしゃいましたので、次回は4、5年後に、という声があがっていました。
  世代や時間を超えても、学生時代に歌ってきた歌をこれからも合唱できる機会があればいいなと思います。

46 回生 報告  山本玲子


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御影高校12回生第1回“ゴルフを楽しむ会”
日時 : 平成19年9月24日
場所 : 六甲国際ゴルフ場 出席: 16 名



 平成19年9月24日(月)秋分日の振替休日に六甲国際ゴルフ場に高校12回生16名が集い、御影高校第1回“ゴルフを楽しむ会”を開催しました。
  初めてのゴルフ会でしたが多数の参加者があり、何年、何十年ぶりかの顔合わせの人もいましたが、大いに盛りあがり、楽しい一日を過ごせました。
  今回は初めてのことでもあり表彰もなく参加してゴルフを楽しむだけの会でしたが、次回からは若干の予算を頂き少しコンペスタイルで行う予定です。優勝者〜3位、及びニアピン位を表彰対象と考えたく思います。次回は平成20年4月20日を予定しておりますので、12回生の皆さん奮ってご参加ください。

世話役 福井憲三



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御影高校  18回生 3年5組・7組その他クラス会

日時 : 平成 19年 12月 30日 ( 日)
場所 :
神戸ミュンヘン大使館



 団塊の世代第1号の18回生も大半が還暦を向かえました。
社会的には現役・再就職・悠々自適の人生とさまざまですが、私たち3年5組(新居先生)と3年7組(大江先生)が中心にその他のクラスの方も参加し、卒業後42年間、年に数回の食事会・花見・バーべキュウ・ハイキング等を続けています。
仕事の関係が無いことで、肩の張らない付き合いをしています。
社会人を卒業すると友達も少なくなりますが、我々の集まりに顔を出していただき、高校時代を懐かしく語りませんか?
写真を見ても誰が誰か解らないと思いますが、一度連絡をください。

連絡先:山田久吉
  h-yamada@nifty.com
坪井文雄
  tsuboi_march@ybb.ne.jp


18回生  報告 坪井文雄 


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第32回 御影OB会

日時 : 平成 20年 2月 12日 (月)
場所 :
王子公園駅 創作中華料理 摩亜爺


 2月11日午後1時より、王子公園駅前の創作中華料理「摩亜爺」2階宴会場において開催されました。
  本会は本校に在職した教師で一定の要件を満たし定年退職された先生方が会員資格を持つというユニークな会で、現在約五十名の有資格者が会員として登録されておりますが、皆様ご高齢のため出席はごく一部のお元気な会員となり、今回は次の八名がご出席されました。
  一階正晴先生、川口 恵先生、熊谷正夫先生、河野修一郎先生、桜井 博先生、東村廣一先生、富士山 豊秋先生、水池誠一先生(五十音順)
加えて学校側から、教頭 藤崎先生、清明会より新戸会長、杉村副会長が出席。
昼食を取りながら在校時代の想い出、苦労話など楽しく三時間ほど懇談、またの再会を約して解散となりました。

杉村 泰4回生 記

本年度は、件の学年会・クラス会が報告されておりますが、スペースの関係上5件の掲載とさせて頂きました。下記の学年会については清明会ホームページにて是非ご覧下さい。

●9回生 平成19年10月12日 9回生卒業50周年記念同窓会
●4回生 平成19年10月12日 4回生 ふとなろ会
●12回生 平成19年7月7日 12回生2年4組クラス会
●28回生 平成19年8月19日 28回生2年6組クラス会
●29回生 平成19年8月18日 29回生2年8組クラス会
●40回生 平成19年2月10日 40回生 同窓会
●県三4回生 平成19年4月18日 県三4回生  神戸雪輪会学年会

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平成19年度済明会総会懇親会
第4回 ホームカミングデイ


黙祷

牧野先生がなくなられた。
牧野先生がなくなられた。
兵庫県立第三神戸高等女学校から併設中学、御影高等学校と
戦中戦後の激動期に多くの清明会員をはぐくみ育てあげ、
阪神淡路大農災後の混乱期にも、
近くにあって暖かく私たちを導き見守って下さった
牧野先生が永眠された。
また、ひとつ夜空に清明の結が生まれた。

今年度の清明会総会と懇親会は去年と同じ6月3日(日)午前11時から、御影公会堂1階の大ホ一ルで開催されました。第4回目になるホームカミングデイは高校8・9・10回生と38・39・40回生の方々がその対象でしたが、今回も各回生幹事が早くから熱心に準備をすすめ下さったおかげで320名の方々がホールをうめ、前年にも増して大盛況でした。
  本年度の総会は直前の4月になくなられた恩師牧野節子を偲んだ黙祷で始まりました。新戸建男会長〔高14回)の挨拶,来賓矢田立郎神戸市長(高10回)のお話にも担任牧野節子先生の実篤な人柄を偲ぶエピソードの紹介があり、その教え子を思い続ける心の深さに御影精神の源流を見る思いがしました。
  名誉会長野邊孝光校長先生からは市バスの運転手さんが後輩たちのマナーの良さを喜んでくれた手紙の紹介があり、温かい雰囲気のうちに議事に入りました。




  横田範弘氏(高43回)の進行により前年度決算・今年度予算が滞りなく承認され、福井裕前校長の力強い乾杯の音頭で懇親会が始まります。石川益光氏(高11回)の軽妙な司会で市長と同じ10回生大森重志氏率いるロイヤルフラッシュ・ジャズパンドのバーボンストリートが流れるころには、皆さん担任の先生を囲んで高等女学生や高校生に完全に、タイムスリップしていました。その後、恒例の豪華ビンゴ大会、校歌生徒歌斉唱と続き、杉村泰副会長(高4回)の閉会宣言で全体会はお開きとなりましたが、各回生毎の会が場所を変え恩師を囲んで続いていきました。心も体も子供から大人に変わる成長期に出会った気の置けない仲間たち、貴重なアドバイスを頂いた先生方との再会は、自分の足元をみつめなおし、次の一歩を踏み出すための貴重な時間となりました。



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追 悼


牧野節子先生
昭和18年〜52年在職
国語科


「不死鳥の先生御影の空でお守り下さい」 秋葉節子(県三一回生)


  清明史作成時の座談会で「私は、34年間も御影高校でお世話になり、私の人生は御影高校なしでは存在しません。」と。先生は、県三、御影高校、定時制と教鞭をとってこられました。
  県三時代学徒工場での国順の授業「蘭学事始め」のターヘルアナトミア(解体新書)の情熱的な講義は印象深く、凛とされた中、慈母のような愛情深いご指導。新鮮で感激でございました。
  震災後、先生の母校お茶の水大女子兵庫支部長として「災禍を超えて」の書を出されました。その中の短歌をご紹介し、お人柄を偲びたく。無念の慟哭の題で『吹き抜けの体育館の窓越しに月光射して寒気身に凍む』心の復活〔不死鳥)では『不死鳥は我が家の庭に再建の夢描きつつ夫とはばたく』災を越えられ、余生を存分にと願いましたが、今は天国で不死鳥。安らかに。

「励ましの色紙」  神戸市長 矢田 立郎(10回生)


  私が入学したのは、昭和30年4月、1年生の担任が牧野先生だった、時は過ぎ、移り、平成13年11月に神戸市艮に就任。
  ほどなく、御影高校創立60周年の行事があり、先輩の故人になられた新谷e紀氏のブロンズ像が校舎の中庭におひろめされるに際し、私に同席する様依頼があった。久し振りの学び舎は姿を大きく変えていた。しかし、同じ年次で学んだ友は変らない。早速に次回予定の同窓会に出席する様話をいただいた。平成14年に開かれた同窓会館での会で牧野先生に再会することができ、先生から “あんなにおとなしかった子が、まあ市長になるとは…”とお言葉を頂いた。その際一度市長室にお邪魔したいが如何かと話があり、ご都合よければ、どうぞと申し上げたところ、お見えになり、健康第一だからとご自分がとりくまれているリンパ・マッサージを教えて頂き、さらに励ましの色紙を頂いた。
  “神戸市のおさになりたる教え子の重き使命を祈りつづらん”とあり,市長室に飾らせていただいた。この度急逝された先生の遣徳を偲ぶ展示をされるとの話をお聞きし、この色紙を是非展示いただいたらということにさせて頂きました。牧野先生もきっと喜んでいただけると思います。私は先生の励しの言葉をかみしめ努めていきます。    合掌

「追想」 企画編集 深田勝美(3回生)


  恩師牧野節子先生のご子息英造氏(25回生)から4月26日早朝突然の訃報の電話連絡を受け、一瞬絶句し、言葉もありませんでした。在校生時代より三影会、清明会員として熱心にご指導いただいた元気一杯の牧野先生のお姿が走馬灯の様に浮かびました。清明史創刊号の座談会での貴重なご意見を戴き、又、お住まいが学校の近くでもあり、永年勤務された御影高校を何時も見守っていると何時も言っておられました。私が様々の問題をご相談すると正論を以って応じられ、励まされ、薫陶を受けました。創立以来の功労のある、かけがえない巨星が消えたとの思い一杯です。ご子息からは遺言によって清明会に対し、「己が手で全身摩擦の妙法をさぐり極めて命輝け」の養生訓の色紙と志(百万円也)を託されました。
  又ご自身の生涯は幸せな人生だったと言われ、御影高校、清明会の発展を願っているともお聞きしました。
  恩師の信念とその精神を次世代につながる様に精進したいと思います。今は亡き先生は全国で歌われている千の風になって私たちを見守って下さっている事でしょう。謹んで心からご冥福をお祈りします。
  (尚,色紙,志(封)、学校関係の遺品等は清明資料室に保存致します。)   合掌


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達  人

達人未満

岩田達宗(33回生)


  「達人」という題目の原稿依頼を受け困り果てた。
  私はオペラ専門の舞台演出家です。現場の下積み、助手などの長い月日を経て、デビューしてまだ数年。年齢は45歳と中年だが、経歴には必ず、「新進気鋭の」とか、「若手の」と付いてくる。達人には程遠い。ですが.ただ-
  オペラは楽譜という唯一の手懸りから、莫大な労力、時間、費用をかけて創られる舞台です。だから楽譜を遺した先人達への尊敬なしには何もできません。私は凡人ですが、偉大な先人に対する尊敬の篤さだけは達人の域だと思います。
  2000年オペラ演出家として本格的に国内で活動を始める。その後、日本各地のオペラ団体、劇場で作品を発表。そのかたわら幾つかの音楽大学で、後進の指導にあたっています。

Profile:岩出達宗(いわたたつじ)

オペラ演出家。神戸市出身。東京外国語大学フランス語学科卒業。
人学卒業後、劇団「第三舞台」を経て、舞台監督集団「ザ・スタッフ」に参加。オペラの舞台製作にかかわる。'91年より栗山昌良氏に演出助手として師事。
'96年五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞。'98年より2年間、ドイツ、イギリスを中心にヨーロッパ各地を遊学、研鑽を積む。

 帰国後,本格的にオペラ演出家として活動を始める。日生劇場、新国立劇場、びわこホール、コレギウム・ムジクム、藤沢市民オペラ、神戸市演奏協会、大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウス、広島オペラルネッサンスなど各地のオペラ・プロダクションで作品を発表し高い評価を得る。

なかでも'03年に堺シティオペラでのブッチー二作曲「三部作」、'05年いずみホールでのプーランク作曲「カルメル会修道女の対話」は、同年の音楽クリティック・クラブ賞、大阪府舞台芸術賞を受賞。同じく堺シティオペラ「三部作」と愛知万博開催記念オペラ新実徳英作曲「白鳥」は佐川吉男賞を受賞。2006年には自身が、オペラ演出家として初めてとなる音楽クリティック・クラブ賞を受賞。

 またソプラノ佐藤美枝子とのコンビによるモノオペラ「幻想のルチア」、尾崎比佐子プロデュースによる「ロメオとジュリエッタ」、三木稔作曲「幸せのパゴダ」などの少人数による実験的な小劇場オペラでは台本も担当。好評を得て全国を巡演中。

最近の主な演出作品は、びわこホール夏のビエンナーレオペラ「ミニヨン」。日本オペラ協会「美女と野獣」。藤原歌劇団「ラボエーム」。全国各地のオペラ公演を成功に導いている多忙を極め」行列のできる演出家』と言われている人気演出家である。現在、相愛大学、昭和音学大学大学院、日本大学藝術学部で講師を勤める。

※岩田達宗氏記事掲載については、オペラ歌手太田裕子さん(36回生)にご紹介頂きました。(深田勝美3回生)

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御影高等学校  清明会 平成 18 年度決算報告
( 平成 18 年 4 月 1 日〜平成 19 年 3 月 31 日 )

○収入の部
(単位:円)
科目
予算額
決算額
増減額
摘要
1.会費

2,628,000

2,631,000
3,000
@3,000 × 877 名
2.入会費
831,000

825,000

−6,000
@3,000 × 275 名
3.通信会費
193,000
129,200
-63,800
@1,930(2,000) × 68 名
4.総会参加費
30,000
129,000
99,000
@3,000 × 43 名
5.寄付金
0
815.629
815,629
清明60周年募金、総会祝儀
6.雑収入
40,000
15,000
-5,000
名簿代
7.利息
50
141
91
8.行事積立金取り崩し

0

当期収入合計
3,705,050
4,544,970
842,920
前年度繰越金
1,285,524
1,285,524
0
収入合計
4,987,574
5,830,494
842,920
○支出の部
(単位:円)
科目
予算額
決算額
増減額
摘要
1.総会費
600,000
635,263
35,263
ホームカミング含む
2.会報関係費
950,000
1,094,879

144,879

3.ホームページ維持費
200,000
219,450
19,450
4.文化祭費
50,000
55,992
5,992
5.卒業言己念品補助費
130,000
129,990
-10
6.国際交流協会補助費
50,000
50,000
0
7.図書購入補助費
200000
200,000
0
8.学年会補助金
150,000
160,000
10,000
9.渉外費
50,000
48,750
-1,250
10.人件費
900,000
802,650
-97,350
交通費含む
11.事務用品費
100,000
66,7011
-33,299
12.会議費
100,000

53,545

-46,455
13.電話等
100,000
94,464
-5,536
ADSLに変更

14.郵便費

100,000
93,392
-6,608
15.光熱水費
20,000
10,058
-9,942
16.慶弔費
100,000
75,000
-25,000
17.備品費
40,000
10,091
-29,909
 
18.その他雑費
50,000
37,075
-12,925
総会広告・銀行振込料等
19.予備費
163,948
0
-163,948
 
20.清明会記念誌発行費
933,626
1,077,990
144,364
印刷費次
当期支出合計
4,987,574
4,915,290
-72,284
行事準備積立金

0

300,000
300,000
年次度繰越金
0
615,204
615,204
支出合計
4,987,574
5,830,494
842,920
 
清明会 平成18年度 行事積立金決算 (平成18年4月1日〜平成19年3月31日)
 
科  目
金  額
収  入
前年度までの積立金
4,922,905
本年度繰越金
300,000
利 息
2,272
計(A)
5,225,177
支 出
記念誌発行費(本会計へ)
0
計(B)
0
残 (A)-(B)
5,225,177
 
平成18年度 教育振興支援基金決算 (平成18年4月1日〜平成19年3月31日)
 
科  目
金  額
収  入
基 金
3,3843256
利 息
140
計(A)
3,384,396
支 出
クリアーホルダー
85,235
振込み費
420
計 (B)
85,655
残 (A)-(B)
3,298,741
 

精査の結果、適正に処理されておりました。ご'報告いたします。

平成 19年 4 月 10 日

 

会計 空野和子
会計監査 池田説子
会計 西尾嘉尉
会計監査 加藤禮麗

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平成19年度予算案
(平成19年4月1日から平成20年3月31日)
○収入の部
(単位:円)
科目
予算額
摘要
1.会費
2,751,0000
@3,000×917名
2.入会費
945,000
@3,000×315名
3.通信会費
95,000
@1,900(2,000)×50名
4.総会参加費
30,000
@3,000×10名
5.寄付金
400,000
清明会活動基金含む
6.雑収入
10,000
名簿販売
7.利息
150
当期収入合計
4,231,150
前年度繰越金
615,204
合計
4,846,354
○支出の部
(単位:円)
科目
予算額
摘要
1.総会費
800,000
第4回ホームカミングデイ開催
2.会報関係費
1,100,000
3.ホームページ維持費
200,000
4.文化祭費
50,000
5.卒業記念品補助費
130,000
6.国際交流協会補助費
50,000
7.図書購入補助費
200,000
8.学年会補助金
200,000
9.渉外費
50,000
10.人件費
900,000
11.事務用品費
100,000
12.会議費
100,000
13.電話等
100,000
14.郵便費
100,000
15.光熱水費
20,000
16.慶弔費
100,000
17.備品費
40,000
18.その他雑費
50,000
振込手数料なと
19.予備費
256,354
 
当期支出合計
4,957,574
 
行事準備積立金
300,000
 
合 計
4,846,354
 
 


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清明会からのお知らせ

★第5回ホームカミングデイについて★


  昨年に引続いて、平成20年度清明会総会(6月1])では、第5回ホームカミングディを併せて開催致します.今年は、高校11・12・13回生、定時制4・5・6回生及び高校41・42・43回生の全卒業生を対象とし開催致します。
第5回ホームカミングディにあたり卒業生の恩師をご招待致します。また、対象の卒業生もご招待(無料)致します。

★ミニコンサートについて★



総会時に下記の演奏者によりジャズコンサートを予定しております。奮ってご出席下さい。
池田寔彦(12回生)さんと松島和美(12回生〕さんがメンバーの「ザ・ビッグ・ディッパーズ」(ディキシーランドジャズ・バンド)

★ご協力のお願い★


 本校では、P・T・A、清明会、松影会が協力して、課外活動を経済的に支援し、生徒活動の発展に寄与しております。
  平成19年度は、第62回の秋田で行なわれた国体に水泳部とセーリングが出場しました。近畿大会には、陸上競技部(男子)、硬式テニス部(女子)、卓球部(女子)が出場し活躍してくれました。
  60回生の卒業式(2月27日)が行なわれましたが、3年間頑張った生徒たちに贈られる功労賞、皆勤賞のメダル等も生徒活後援会より支援しております。

1口1,000円(何口でも可〕
郵便振替口座 加入者名 兵庫県立御影高等学校生徒活動後援会
口座番号01180-5-56030

なお、振替用紙通信欄に (回生)を必ず記入ください。
※清明会への振込用紙ではなく,生徒活動後援会の専用振込用紙にてお願い致します



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編集後記


  会員の皆様の絶大なご協力により、ホームカミングディも盛り上り、その様子をお届けすることが出来ました。ありがとうございます。
  今回は恩師、牧野先生の迫想、内外でご活躍の「達人」岩田達宗氏(33回生)、又、高井美紀氏(38回生〉の学校講演会に於いて質問事項を提案し、その様子をインタビューに代えさせていただきました。今後共,溝明会の益々の発展を願い、情報発信致しますのでご期待ください。

(深田勝美3回生)


  一度、県三高女の校歌にハーモニーを付けて歌ってみたい。

(寺岡一夫19回生)

  今年も何とか広報紙「清明」を皆様にお届けする事が出来ました。
  楽しい記事ばかりであれば良いのですが、この度は、牧野先生のご不幸をお伝えする事になり残念です。これからもご購読者の皆様に楽しく読んでいただけるように編集委員一同頑張りますので、ご期待下さい。
(柏木英郎12回生)



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事務局からのお願い
同窓会報「清明」郵送費納入のお願い


  諸兄姉には、益々のご清祥のこととお慶び申し上げます。
日頃より、同窓会活動につきましては、ご理解とご協力をいただき誠に有難うございます。さて母校と皆さまを結ぶものとして、毎年1回発行の同窓会報「清明」がございますが、高校43回生からは全員に、それ以前の方には郵送費納入の場合のみ発送されていただいております。
  お蔭様で年々購読を希望される方が増加しております。郵送費未納の回生の方(高校42回以前の方)は事情をご賢察のうえ,この振込用紙により2,000円(来年度より約10年間分)の納入をお願い申し上げます。
(尚、振込票兼受領証を領収証にかえさせていただきます)

・同窓生の皆様、ご住所やお電話番号を変更なさいましたら事務局へ連絡をお願い致します。事務局への連絡は、電話、 FAX 、 E-rnail いずれでも結構です。
事務局は、毎週火曜 日 ( 祝日除く ) の午前 10 時〜午後4時まで事務を行っております。
(FAX 、留守電は 24 時間対応です )
・事務局からのお知らせは、清明会ホームページにも掲載しておりますのでご覧下さい。

E-mail seimeikai@hyogo.email.ne.jp
URL http://www.seirneikai.com/

さわやかインタビュー

高井美紀 (38回生)

プロフィール
御影高等学校を経て、神戸女学院大学文学部英文学科卒業。

1990年に毎日放送のアナウンサーとして入社。・1年目から「MBSナウ」のキャスターを担当するほか、「ビッグモーニング」の中継リポーターや「新伍NIタッチ!」のアシスタントなど、JNN系全国ネット番組を担当。その他にも「あどりぶランド」、「レインボー」、毎日新聞テレビタ刊」、「ちちんぷいぶい」など報道・バラエティ番組を担当。帰国子女であり英会話に堪能である。(フリー百科事典『ウィキペディアWikipediaより抜粋

【現在の出演番組】 ・VOICE(木・金18:16〜18:55)ローカルワイドニュース・知っとこ!(土7:30〜9:25)JNN系全国ネット番組・ラジオ ノムラでノムラだ(月15:45〜17:23)


  母校御影高校は、いま特色ある学校づくりの一環として総合人文コースを立ち上げ、社会人文科学の分野の広い基礎力をもった後輩たちを育てて行こうとしています。その授業の大切な一つとして、毎日放送「ちちんぷいぷい」のキャスター高井美紀氏(38回生)に要請があり、9月10日(月〉御影公会堂においてこのコースと類型を学ぶ1年から3年までの120名を対象に「放送局の世界」というタイトルで講演をして頂きました。
  当日はPTAや清明会の皆さんも多数来場され、一見華やかにみえるマスメディアの中のドラマに熱心に耳を傾けました。今回はこの講演の様子をお伝えし、高井氏へのインタビューに代えさせていただきます。
  まず、簡単にアナウンサーの仕事について紹介しますと、テレビ・ラジオで日々のニュースを伝える、「ちちんぷいぷい」のスタジオでの進行や外からの、ラジオ番組でのパーソナリティやアシスタントとしての出演映画の試写会やイベントの司会、テレビ番組のナレーション読み、スポーツ中継の実況やインタビューなど、幅広くいろいろとあります。イべントでいうと、毎日放送が夏にやっている「大阪キング」では、毎日若手のアナウンサーが何人も現場に行って中継から場内のアナウンサーまでこなします。若い頃は、中継の仕事も多く、私も20代の頃は、夏は日焼けで真っ黒になりました。
  中継の仕事は、映っている時間は短くても、準備には何時間もかかる仕事です。朝7時からの番組内の中継を担当していたときには、だいたい遅くても1時間半前にはスタンバイ。音声のチェック、リハーサルなどをします。京都や奈良からの中継となると、スタッフは前日から中継車で現場に行き、電波や音声のチェックをします。たとえ3分の中継でも、1時間でも、手間は同じです。3分の中継でも、現場に行くスタッフは10人以上。1時聞番組ともなると、数十人になります。テレビでは、たった一人のアナウンサーしか映っていませんが、ほんとうに大勢の人に支えられています。
  私の仕事は、逆にみんなの仕事の仕上げをするようなものなのです。そんな風に考えるとほんとうに責任重大な大切なことをさせていただいていると思っています。
  私がなぜこのような仕事についたのかを次にお話します。父が商社に勤めていた関係から、幼稚園の時にポルトガル、小学校の高学年の3年間はオランダと海外のインターナショナルスクールで子供時代を過ごしました。いろんな肌の色、宗教の友人を持ってわかったことは、そうか世界は大きいな、日本はその中のほんのちっちゃなひとつの国なんだな、ということでした。海外では、みんなすぐに仲良くなれますが、その生活の背景にある文化にはさまざまな違いがあります。その違いを乗り越えて互いを深く理解をするには共通の言葉による交流しか方法がないのです。自分の考えを表す言葉をはっきりと相手に伝えることが、国際社会で生き抜くすべなのです。私が小学校の海外牛活で学んだのは、この文化の違いと言葉の大切さでした。
  だから、帰国して西宮の中学校に入学し、本山中学から御影高校と進んだとき、英語が大好きな子になっていました。今もそうだと思いますが、御影はそんな個性を伸ばしてくれる、自由な雰囲気のあったところで、文化祭などほんとに楽しく活発でしたよ。子供が好きなので保育士か幼稚園の先生になろうかなと思ったりもしていましたが、3年のときに英語を教えてくださった高田千代子先生が、英語をもっと伸ばせる大学への進学を強く勧めてくれ、それに従いました。

 神戸女学院大学で学んでいるときは、将来、アナウンサーの仕事をしようという気はなかったのですが、4回生のときに友人に紹介されて参加した放送局のセミナーが、毎日放送のアナウンサー採用試験だったのです。これは競争率も高く、むずかしいと言われていますが、私には非常に面白く思われました。
  ニュース原稿をもらって読んでみなさいと言われたり、交代でクイズ番組の回答者と司会者の役をやったりするのです。こんなときに大事なのは、はっきりと自分のことが主張できるあのコミュニケーション能力です。採用する側は、失敗の数をチェックしているのではなく、失敗をしたときその人が次にどのように挽回するかを見てるのです。当時の採用担当の上司に聞くと、私はひとり緊張感なく、のんびりとこの試験を楽しんでるように見えたそうです。

  採用されて数年たったとき、私は人変な体験をしました。あの阪神淡路大震災です。私自身住んでいた東灘の自宅が潰れました。アナウンサーや報道の記者も何とかこの状況を全国に伝えたいと、食べ物や飲み物持参で被災現場に行き、一懸命毎日のように中継をお伝えしていました。でも、被災された方々から言われるんですよね。「なにやっとんねん、そんなことしてんと、こっち来て手伝ったらどないや」。特に被災した仲間のアナウンサーやカメラマンは、ほんとに今何をすべきか、板ばさみになって苦しみました。空き時聞にボランティアをしたりしてもこの気持ちは消えませんでした。テレビの向こうできちんとスーツを着て、人様のために多少なりとも役だってニュースを伝えているんだと偉そうに思っていたけれど大きな間違いだった。全然何も分かっていなかった。それからは、私は見ている人達と伝えるスタッフとの間の、丁度真ん中にいるんだなと思えるようになりました。メディアという言葉の本質に触れることができました。これは自分がジャーナリストとして成長する上で、ほんとうに貴重な経験だったと今も思っています。
  ひとつのニュース番組をご覧になったとき、そのスタジオの扉の外の、100人近いスタッフの戦場のような活躍をご想像下さい。ひとつの企画を放送したときの「あれ、よかったよ」。「これについて。私はこう思います」と言う視聴者の方々の反響が、かれらの原動力なのです。

最後に、皆さんが社会に出て自分の力を発揮する上で大切なことが、2つあると私は思っています。その1つは生活力です。どれだけたくさんの給料をもらえるかということでなく、文字通り、ひとりでもきちんと食べてきちんと生活ができるかという生活力です。アナウンサーの仕事をして、まず最初に言われたことは「風邪は本人の不注意」ということでした。有能な新人が、ちゃんとした生活習慣ができいないために健康をそこね、現場を去っていくことがあります。今、家にいて美味しいご飯を作って頂いている間に、きっちりとした生活がひとりになってもできるだけの生活力を身につけておいて下さい。

2つ目は会話力とチームプレーということです。人の話を聞きながら、相手の意見を取り入れながら自分の意見を通す。これは簡単なようで結構難しいことです。自分の考えを適切な言葉できっちり伝えることが必要になります。例えば、ニュースの現場でもIOO人以上の人が働いています。現場に行った記者が送ってきた原稿を、本社にいるスタッフが、事実関係を確認して記事に書き上げ、さらにデスクが原稿をチェックしてOKを出した時点で、私たちアナウンサーの元に上がって来るんですが、私たちはそれを読んで時間を計り、同じく現場からきたビデオテープを編集してる編集マンに知らせて、放送に出し、映像が流れると同時に、私たちがコメントを付けて行ってひとつのニュースが完成します。このようにどんな仕事でもチームプレーなんです。そこでは人としての意見交換がちゃんと出来ることが必要になります。営業などの仕事にも会話力、チームプレーカが絶対必要なのはおわかりでしょう。

 では、こんなカを身につけるためにあなた方が今何をしたらいいかというと、最初に申し上げたように文化や経験の違う他人の考えを理解し、自分の考えを持ち、言乗でもって相手に伝えることができるようなればよいのです。それは、普段の高校生活の授業や部活動の中でも大いに必要だし、大いに磨かれることだと思います。時間にゆとりのある学生の間に、いろんな事にチャレンジしてみましょう。一生懸命やったことは、どんなことでも無駄になりません。広い体験をして、豊かな個性をつくっていって下さい。

 この後、人文コースの石井先生から"早口言葉"を生徒に体験させてやって欲しいと話があり、1年生から3年生まで一人ずつ、"お綾や母親におあやまりなさい"を練習させてもらい、大変和やかな中に講演会を締めくくって頂きました。学生達にとって、これから大学、社会人へと進んでいくのに、本当に貴重なお話をして頂きました。

ありがとうございました。

文責 清明会 柏木英郎(12回生)
編集 深田勝美(3回生) 寺岡一夫(19回生)

 


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